ochalog

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Ubuntu 12.10 で nVidia 公式ドライバを用いると生ずる問題に対する対策

大学へ修論発表を見に行ったついでに研究室の PC を Ubuntu 12.10 にアップグレードしたのだが、nVidia の公式ドライバを入れると

  • 解像度がラップトップ用になる。
  • Compiz が落ちてタイトルバーなどが消え、操作が困難になる。

という問題が発生した。既に報告があったので、「salon de pebble (旧・備忘録): Ubuntu 12.10とnVIDIAドライバ。」を参考にして直した。

対策

まず、準備をせずに公式ドライバを入れないことが、面倒なことの回避のために重要(笑)

  1. 準備:linux-source と linux-headers-generic の最新版を入れる。linux-headers ではだめで、必ず -generic を入れること。例えば

    sh sudo apt-get install linux-source-3.5.0 linux-headers-3.5.0-24-generic

    これを行わないと、ドライバのインストール時に「ソースが見つからないのでカーネルのビルドは行わない」(意訳)のように表示され、上記の症状の発現が確定する。

  2. Ctrl + Alt + F1 で仮想コンソールに入る。いきなり真っ暗になるが慌てない。
  3. もし公式ドライバを既にインストールしていれば、これを削除する。

    sudo apt-get remove nvidia-current

  4. 公式ドライバをインストールする。

    sudo apt-get install nvidia-current

  5. 再起動する。

    sudo reboot

再起動後、解像度がおかしくなっていなければ成功。

避けられないこと

公式ドライバはカーネルを書き変えているため、カーネルが更新されて書き変え部分がなくなると症状が再発する(以前書いた「VMware 上の Linux で共有フォルダが見えなくなった」と同じ)。そのため、カーネルが更新されるたびに上記の対策を行わなければならない可能性が高い。

毎回この作業を行うのが面倒だと感じたら、上記ブログで書かれているように Ubuntu 12.04 にダウングレードすることを考慮した方が良いのかもしれない。