Raspberry Pi: Arch Linux の初期設定(時計、ロケール、Git、開発系ツール)
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Arch Linux の初期設定のうち、SSH 接続できるようになってから設定したこと。
時計の設定
初期状態では時計が狂っていて使い物にならない。
date
# Wed Dec 31 20:50:47 MST 1969
タイムゾーンの設定
Asia/Tokyo
に設定する。
sudo timedatectl set-timezone Asia/Tokyo
実行したら date
で確認する。
date
# Thu Jan 1 13:11:13 JST 1970
NTP クライアントの設定
参考:
ntp パッケージを入れる。
sudo pacman -S ntp
接続する NTP サーバーを設定する。私の環境では ISP がぷららの西日本エリアなので、その NTP サーバーを使うことにした。NTP サーバーの選択方針については「NTP#NTPサーバの選択方針 - wiki@nothing」によくまとめられている。
sudo vim /etc/ntp.conf
# /etc/ntp.conf # server を以下のように設定 # iburst は、応答しないサーバーにパケットを大量に送らないための設定 server ntp2.plala.or.jp iburst server ntp1.plala.or.jp iburst
テストも兼ねて、一回同期してみる。-g
オプションは、正気限界 sanity limit を超えていても同期を中止しないようにするために指定する。
sudo ntpd -qg
ntpd: time set ...
と表示されたら成功。
最後に、ntpd をデーモンとして実行するように設定する。
sudo timedatectl set-ntp 1
sudo reboot
で再起動し、有効になっていることを確認する。
timedatectl
# NTP enabled: yes
一般ユーザーが ping できるようにする
この時点で実行できなかったので。ここではセキュリティより利便性重視。
setuid 属性を与えればよい。
sudo chmod u+s /usr/bin/ping
ロケール設定
日本語ロケールを有効にする。
sudo vim /etc/locale.gen
# ja_JP.UTF-8 UTF-8 をアンコメントする
sudo locale-gen
今回の環境では、ユーザーごとにロケールを設定することにした。日本語ロケールにするには、~/.bashrc
に
export LANG=ja_JP.UTF-8
と書く。
Git のインストール
https://github.com/ochaochaocha3/dotfiles-rpi にシェルや Vim 等の設定ファイルをまとめたので、Git でこのリポジトリをクローンしたい。そこで、Git をインストールした。
sudo pacman -S git
開発系ツールのインストール
Debian 系の build-essential のようなもの。make が必要だったので、それが含まれているこのパッケージを入れた。
sudo pacman -S --needed base-devel
だいたい設定完了
このあたりで、CUI で普通に動かす分にはほぼ困らなくなった。必要なアプリケーションのインストールに進むことができる。