Ubuntu Server 14.04 で日本語環境設定がうまくいかないとき
最近 Ubuntu Server 14.04 を使っているのだが、日本語環境に設定したつもりだったのにコマンドのメッセージが英語のままになっていて違和感を感じていた。ちょっと調べないとメッセージを日本語にする方法が分からなかったので、備忘録として残しておく。
これまでの日本語環境設定
これまでは ~/.profile
に以下を追記していたのみだった。
export LANG='ja_JP.UTF-8'
別の場所で使っていた CentOS 6.5 ではこれで十分だったので、何か他に原因があるはず。
原因
調べたらフォーラムに載っていた。バージョンは離れているが、同じ症状だった。
問題は環境変数LANGUAGEが定義されてしまっている事にあります。
環境変数LANGUAGE自体は別に悪者ではないですが、今のUbuntu 10.04では、それが定義されていると同じユーザでの言語の切り替えが思ったように機能しません。
調べるところの候補のうち、/etc/environment
には言語関連の設定は存在しなかった。
もう一方の /etc/default/locale
の内容は
LANG="en_US.UTF-8" LANGUAGE="en_US:en"
となっていた。これが原因だったようだ。
対策
/etc/default/locale
内の LANGUAGE
環境変数についての記述をコメントアウトすることにした。
LANG="en_US.UTF-8" # LANGUAGE="en_US:en"
設定を反映させるため、一旦ログアウトして再度ログインした。
結果
まずは locale
で言語関連の環境変数を確認した。
LANGUAGE
環境変数の内容が空になっていることが確認できた。
次に適当なコマンドを打ってメッセージを確認した。とりあえず apt-get
で…
きちんと日本語になっていた!
まとめ
Ubuntu で LANG='ja_JP.UTF-8'
を設定したのにメッセージが日本語にならないときは、/etc/default/locale
内の LANGUAGE
環境変数の設定を見直し、消してみる。